食べ物とワキガの関係

ワキガの臭いには、アポクリン腺の汗・常在菌だけでなく皮脂も大きく関係しています。皮脂の分泌量は食事内容と密接にかかわっているため、食べ物はワキガの臭いに大きな関係があるのです。ワキガと皮脂・食べ物の関係について見て行きましょう。

皮脂腺の特徴と役割

皮脂腺は皮脂を分泌する腺で、皮膚や頭髪を外部刺激から守り潤いを保つ役割があります。皮脂腺は毛の生えているところには必ず存在し、手のひらや足の裏を除くほぼ全身にありますが、部位により発達の度合いは異なり、頭部や脇の下など特に発達している部分は脂漏部位と呼ばれます。

皮脂腺から分泌される皮脂の6割を占めるトリグリセリド(中性脂肪)は、常在菌により分解され脂肪酸が発生するのですが、この脂肪酸は加齢臭など体臭の原因物質です。皮脂中のトリグリセリドは食事の影響を強く受けるため、食生活の改善は体臭対策の重要なポイントです。

皮脂腺とワキガの関係

皮脂腺から分泌される皮脂はそれだけで臭いの原因となりますが、アポクリン腺から出る汗と混じり合うことでワキガの臭いがより強烈になることがあります。皮脂腺とアポクリン腺は近くにあり、どちらも毛根に直結しているため皮脂と汗が混じりやすいのも臭い悪化の原因です。

ワキガの臭いを治すための食事とは

ワキガの臭いを押さえるための食事の工夫には次のようなものがあります。

  • 臭いの原因物質を避ける
  • アポクリン腺・皮脂腺を刺激しない
  • 臭いに効果のある食べ物を食べる

それぞれ見て行きましょう。

臭いの原因物質を避ける


脂身の多い肉や脂っこい食事は血中の中性脂肪を増やし、体臭の原因となります。オリーブオイルなど良質の油を使い、野菜中心のヘルシーな食事を心がけたいですね。とは言え、極端な「油抜き」はNG。必要な栄養をバランスよくとることが大切です。

アポクリン腺・皮脂腺を刺激しない

脂質同様、香辛料の効いた食べ物はアポクリン腺を刺激するため、ワキガの臭いが悪化する可能性があります。激辛料理にはスパイスだけでなくにんにく、玉ねぎなどが使われていることも多く、臭いを気にする方は注意が必要です。

好きな食べ物を我慢するのは辛いものですよね。我慢ばかりでストレスをためてしまうと、反動でドカ食いに走ったりしがちです。週末には好きな料理を楽しみ、普段は和食中心の食事を心がけるなど、メリハリをつけて1週間の食事を楽しみましょう。

臭いに効果のある食べ物を食べる

人間の血液は健康な状態では弱アルカリ性だと言われています。脂肪酸を始めとする体臭の原因物質は多くの場合「酸化」により生じます。体臭がきつくなるのは体が酸性に傾いている状態と言ってよく、弱アルカリ性を保つためには積極的にアルカリ性食品をとることが大切です。

アルカリ性食品でもっとも有名なのが「梅干し」。1日1個の梅干しを健康と体臭予防のための習慣にするのもいいですね。消臭効果のあるポリフェノールを含む緑茶やお酢、生姜など、和食の食材には体臭改善効果の期待できるものが数多くあります。和食中心の食生活は臭い対策に効果的と言えそうです。

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